ここがポイント!
ハードディスクの容量、アクセス速度(rpm)をチェック。
パソコンの処理速度は単にCPUだけが決めてではありません。パソコンの処理速度の最大のポイントはHDD(ハードディスクドライブ)のアクセス速度とメモリーの容量にあります。
CPUはメモリとデータをやりとりしながら演算を行うのでHDDに格納されているデータもいったんは、メモリに読み込まれます。メモリにデータを格納しき れないと、HDの一部をメモリの代りに使用するので、メモリの量が少ないとHDDとアクセスする頻度が多くなります。HDDのアクセス速度が速ければいい ですが、遅ければ全体の処理速度を低下させます。
パソコンの処理速度が速いものを求めるならば、HDDのアクセス速度が速いものを。
パソコン内でデータやアプリケーションを記憶する代表的な記憶装置です。大きい程、たくさんのソフトウエアやデータが格納できます。
最近は映像データ処理やテレビ録画が行えるソフトがインストールされた機種も多くなり、ハードディスク容量は30GBから120GBくらいが主流となっています。テレビ録画の場合、目安として60GBなら標準画質(4Mbps程度)で20~30時間の録画が可能です。
ハードディスクにはOS、プログラムやその他ファイルが記憶されていますが、この記憶されているものをどれだけ速く読み込めるかによって、プログラムが起 動する速度が変わってきます。たくさんのファイルを読み込む場合の処理時間は、ハードディスクの性能によって差が出てきます。デスクトップに搭載されてい る一般的なハードディスクは5400rpmのものが多いですが、速いもので7200rpmのもの、最も速いものでは15000rpmなどがあります。ノー トパソコンに搭載されているハードディスクでは速いもので5400rpm、最も速いものでも7200rpmとなっています。
このハードディスクのアクセス速度が速い程パソコンの処理速度も速くなりますが、反面、アクセス速度が速い程熱を発しやすく音もうるさくなります。
パソコン本体とハードディスクがデータをやり取りする規格で、ATA33、ATA66、ATA100、ATA133などがある。
この数字はそのまま秒当たりのデータ転送量を示しており、Ultra ATA100であれば、1秒間に100MBのデータのやり取りが行える。
2003年以降に登場した、新しいタイプのデータ転送の規格で、Ultra ATAなど現在のATA仕様で採用されていたパラレル転送方式を、シリアル転送方式に変更したもの。
一度に大量のデータを送れる上に、今までのATAが「送る→貰う→送る」という手順でデータをやり取りしていたのに対し、「送りながら貰う」という双方向同時の送受信が可能になっていて、さらにデータのやり取り速度がアップしている。
ハードディスクだけのものは1スピンドルノート、2スピンドルにフロッピーディスクドライブを追加したものは3スピンドルノートという。